STEP1
ただやみくもに問題集を解いて一向に成績が上がらない、という相談をよく受けます。
まずは、何を意識して問題を読んでいけばよいのかを定着させなければなりません。
現代文に必要な語彙の知識、漢字問題の対策も並行してやっていく必要があります。
「現代文解法の新技術」などで一通りの解き方を練習しましょう。
解法の新技術は短文の問題文から構成されていて、現代文を解くときに何に注目して解けばいいのか、どのように書き込みをすればいいのかを詳しく解説しています。
現代文に苦手意識のある人は、2週して定着を目指しましょう。
解き終わったら志望校のレベルに応じた問題集ルートの計画を立て演習していきましょう。
漢字、キーワード集は気に入ったものでいいと思います。
漢字は英単語と同じように受験まで継続的に身に付けていきましょう。キーワード集は読み物として活用するだけで十分だと思います。
現代文を読むのが好きという人には「現代文キーワード読解」もおすすめです。
STEP2
次に志望校に向け、参考書に取り組んでください。
苦手意識がある方は時間は特に設けずじっくり解いて大丈夫です。
解説を見て自己採点を終えたらやってほしいことがあります。
Ⅰ文中に出て来るキーワードの図式化。
ほとんどの文章は「西洋」と「日本」、「近代」と「近代以前」といった対立構造をとっています。文章を読み返すことでしっかりと把握してください。
Ⅱ段落ごとにタイトルを付ける
段落に何が書かれているのか意識的に振り返ってみましょう。この作業に慣れてくれば、問題文を見た時に本文のどのあたりを見て回答を出せばいいのかの感覚がだんだんとつかめてくるはずです。
Ⅲ文章全体の要約(余裕があれば)
60~70字で文章全体を要約しましょう。国公立を考えている人は150字を目安にしてもいいです。
現代文はすぐに伸びる科目ではありません。受験の日まで週5題など継続的勉強を続けてどんな問題でも7割以上は得点できることを目標にしましょう。