保護者の方、大人の方へ

 ヘルベテは学びの地域的・経済的格差の解消、若者と大人が触れ合える学びの場の創出を目的として活動しています。

 

 「特定非営利活動法人インターネット家庭教師集団ヘルベテ」(以下ヘルベテ)は社会人が中心となり、高校生や大学受験生(以下生徒)に対してインターネット上などで学習支援をしている団体です。私たちは学校とも、従来の塾、家庭教師とも異なる「新しい学びの場」の創造を目指しています。

   私たちは2014年から任意団体として、生徒に対しインターネット通話アプリケーションを利用した学習支援を開始しました。

 その期間、社会的に子どもの教育格差を叫ぶ声が高まってきました。私たちは当初からの家計の負担にならない程度の授業料で学習支援を提供してきました。また、距離に制約されないインターネットを使用することで全国各地の生徒を受け入れてきました。活動を通して生徒の多くが私たちの価値を実感し、希望する進路に進むなど一定の教育的効果が見られました。活動を振り返り当団体が「経済的、地理的要因で塾や家庭教師を利用できない生徒たちの受け皿にもなるのでは」との考えにいたり、2018年4月、NPO法人化し、現在に至っています。

 当団体では、当団体の考えに賛同してくださる生徒さんの受講を歓迎しています。次に当団体の考えと特徴について記述していきたいと思います。

 

                    「新しい学びの場とは何か」

 ヘルベテが考える「新しい学びの場」とは一言で言えば生徒が普段、接する機会の少ない大人と学習を通してふれあうことにより、人としての成長できる場です。

 生徒の多くは学校で勉学に励んでいます。しかし、社会という広い世界に巣立つ生徒にとって、彼らがいる学校という世界はあまりにも狭く、教員等、学校現場から得られる社会についての見識だけでは生徒が生き方を選択する際に不十分だと考えています。当団体の会員は社会人が中心です。それぞれ多様な人生を歩んでいる彼らが、学生時代の得意教科や職業での経験を活かし先生役を担っています。当団体が考える生徒・教師の関係は心理学用語で「ナナメの関係」にあたり、教育効果が注目されているものでもあります。

 先生が普段、どんな仕事をしているのか、何を学び、どういう生活をして何を考えながら生きているのか…。そういった新しい価値観に生徒が触れることで、人間形成など、学力に限らない成長が促される場を創りたいと考えています。

 

                  生徒の自主性を重んじた学習支援の形

 ヘルベテでは「学習サポート」という、生徒の自主性に重きを置いた授業形態を採っています。先生が生徒に対し定期的(1週間ごと)に進捗状況の確認と、勉強に関する助言や理解の補填を行うことに重きを置いた学習形態です。「学習サポート」では、生徒は先生と立てた目標と計画をもとに、参考書等の課題に取り組みます。

 勉強や受験に必要な知識、解法を習得する上で当団体が大事しているのは参考書を使っての自主学習です。現在、受験産業は成熟し、初学者にわかりやすいものからいわゆる難関校レベルまで対応した参考書が多く出版されている状況にあります。当団体では生徒一人ひとりの目標と学力レベルに合わせ、参考書ルート計画と取り組み方を提案し、毎回の学習サポートで状況確認を繰り返すことで、学力向上を目指します。先生は確認とともに生徒に助言、理解に乏しい箇所の確認などを行い、生徒のサポート役を担います。

 当団体では主体的な学習姿勢のできる生徒、計画に沿い課題に取り組むことのできる生徒を歓迎しています。「生徒が自主性を持って勉学に励むこと」が目標達成のための第一条件であると考えるからです。逆に言えば、勉強に受け身の姿勢の生徒にとっては、目標達成が難しい学習形態ともいえます。

 

                 インターネット、IT技術の積極的活用

 生徒の自主性に重きを置いた学習支援提供するにあたり、ヘルベテではインターネットなどのICT技術を活用を推進しています。

 21世紀に入りICT化の波が世界的に訪れています。当団体ではICTとの上手な付き合い方が「生活をより豊かに発展させる」と考えます。

 特徴であるインターネット通話アプリケーションを使用はもちろん、当団体ではタスク管理アプリケーションを活用しています。アプリケーションを使い、生徒、先生間で学習の進捗を共有しながら、学習計画を立てることで、学習の効率化を図っています。

 生徒が社会人になるころは現在よりさらにICTが活用されているこでしょう。学習を通しICTを役立てた経験が今後の社会に出てて仕事をする場面においても役立つものになると思います。

 

               学習支援を通して人がつながるりあえる場

 ヘルベテは社会人との交流に生徒が成長を促される場を目指す前述しました。生徒・先生間では授業料(お金)の代わりにモノを送る「喜捨」という独自制度の採用など、先生と生徒が人間的な関係を深められる工夫を儲けています。

 また、地域の人が先生役になる飲食店と協力した塾事業(詳細)、会員、OB・OG、支援者の交流会の開催など、交流の場の構築に力を入れています。団体に関わる全ての人が、別の価値観を持つ他者と交流できる場であることが当団体の考える「新しい学びの場」の理想です。

 

 以上、ヘルベテでは学力、地理状況、経済状況を問わず、自主性を持った(持てるようになりたい)生徒、新しい世界に触れ、成長したい生徒に門戸を開いています。そして、当団体の考えに共感する保護者、大人の方からの問い合わせをお待ちしております。

                                      2018年4月2日 インターネット家庭教師集団ヘルベテ

                                                        理事長 小澤 直樹